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2012.02.18 Saturday

教育基本条例案について、高校生の疑問に答える座談会

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    本日は教育基本条例案について、高校生の疑問に答える座談会に参加しました。

    座談会の最初は、この企画をした宮本府会議員と佐藤府立高校教諭(門真西高校にも長年おられた先生)が開会挨拶

    「We are シンセキ」をモットーとする、門真市出身の山本シュウ(ラジオDJ)さんが意見を言う司会者として挨拶。元気いっぱいです。

     大阪府議会議員(維新の会)の紀田馨さんが、維新の会が「教育基本条例」を策定したのは、大阪が全国学力テストがワースト一位、体力テストも下位のほうにあり、大阪の教育をよくしなけれはならないと思ったからであるとしています。
    条例の3つのポイントとして、
    ゞ軌薜儖会おまかせをただす 首長や保護者もかかわれるシステムづくり
    個性のある教育を個性のある学校で 校長の裁量を大きく
    そのために校長に権限をあたえ、教職員バラバラでなくて、校長中心に皆が協力して
    としました。

    教育の効果はどのようにはかるのかの質問には、教育の効果の判断はむずかしいが、効果の判断によって、首長は選挙で有権者が選び、校長・教育委員は更新しない、やめてもらうこともある。

    教育基本条例に反対の立場から府立高校の井沼先生が話しをされました。
    条例に対して不安な点として
    〔槁犬偏っていないか。教育基本法では人格の形成。教育基本条例では人材の育成
    教育基本法
    (教育の目標) 第二条 教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
     一  幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。 二 個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。 三 正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。 四 生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。五 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。

    ◎教育基本条例

    (基本理念)
    第2条 府における教育行政は、教育基本法第2条に掲げる目標のほか、次の各号に掲げる具体的な教育理念に従ったものでなければならない。
     一 個人の自由とともに規範意識を重んじる人材を育てること
     二 個人の権利とともに義務を重んじる人材を育てること
     三 他人への依存や責任転嫁をせず、互いに競い合い自己の判断と責任で道を切り開く人材を育てること
     四 不正を許さず、弱者を助ける勇気と思いやりを持ち、自らが社会から受けた恩恵を社会に還元できる人材を育てること
     五 我が国及び郷土の伝統と文化を深く理解し、愛国心及び郷土愛に溢れるとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する人材を育てること
     六 グローバル化が進む中、常に世界の動向を注視しつつ、激化する国際競争に迅速的確に対応できる、世界標準で競争力の高い人材を育てること

    競争と自己責任の考え方が貫かれている
    8什漾教員は、「その使命と職責の重要性にかんがみ、その身分は尊重されている」が、条例は教職員を管理し、教員を命令と服従で抑えている。
    ざ軌蕕麓鹹垢変わるごとに変わるものではない。教育は政治の支配に左右されるものではない。

    宮本議員が補足説明。危機感の違いがあるのではないか、国際競争にうちかつ人材づくりが必要ではないのか、スピード感を持って教育を変えていかねばならないと力説されました。

    この後、高校生の質問にもとづいて討論がだされました。
    主な質疑は
    々盥擦療廃合について(Q.高校生 A.維新の会議員)
     Q.定員割れ3年で統廃合というルールはなぜか。3年は短くないのか。
     A.1・2・3年生とも定員割れであるということから。スピードを持って行わなければならない。
     Q.統廃合を進めていかねばならないほど財政は厳しいのか
     A.財政の問題もあるが、学校として成り立てていける生徒数の確保という問題がある。大阪府全体で20校統廃合しなければならなかったが、現在13校しか統廃合できていない。
     Q.生徒が少なかったら、少人数学級ができるのではないか。それが学校の特性になるのではないか

     高校の先生からは、「定員割れになっている学校は生徒の生活環境・教育環境が厳しいところが多いい。むしろ公立高校はそこを支えなければならないのではないか」と発言。

    ∪萓犬箜惺擦良床舛鬚瓩阿辰董福崗鯲磴簗仁瓩杷らなければ誰が先生を縛れるのか」「悪い先生を改善する方法はあるのか」「結局、学校の評価は学力になるのでは」「学力テストを公開するのは問題があるのでは」など)
    (高校の先生)いい先生にするシステムはできていない。研修も不十分。校長が先生を評価することは無理。
    (維新の会)校長の評価は、保護者が評価する。子どもの評価は保護者に反映される。学力テストだけが学校の評価ではない。例えば優秀なサッカー選手を育成するという学校目標をたてた学校はその結果が評価となりうる。学力テストの公表をおこなうのは、その結果を明らかにして、もし学力テストが悪いのであれば、教員を増やすなどの対策をおこなうなどの根拠になるから。

    6軌藉靄楙鯲磴紡个垢訛舒討呂△襪里
    高校の先生 個人的な試案ではあるが‥事者主権(学力だけではない学校満足度調査をおこない、その結果を公開して保護者も含めた場で議論)地域分権(現行の教育委員会制度は機能していない。地域教育委員制度をつくったら。中学校区単位の教育委員会、その代表が集まった市教育委員会、その代表が集まった大阪府教育委員会)

    だ古漫高校生の意見を聞くシステムになっていないのでは
    維新の会 子どもの意見は保護者に反映される。保護者を通じて、学校・先生の評価が可能ではないか。子どもの意見を直接反映させるシステムは難しい。小学校1年生の意見を聞くことは難しい。小学生の意見まで聞くべきなのか
    山本シュウ それは上から目線

     時間があっという間に過ぎてしまうほど、おもしろい議論となりました。高校生の目線での質問・意見に対して教育基本条例賛成・反対の考え方が聞けて大変おもしろい取り組みでした。

     最後に府議から、「今日の議論を踏まえて、(維新の会で議論することだが)条例案をいくつか見直しする必要があるかなと私は思った」としました。
     議論の中で、高校の先生が「教育を良くしようという思いはいっしょであるが、賛否が分かれている問題をあわてて決めていくのは問題ではないのか、議論をすれば素晴らしい教育制度がつくれるのではないか」という言葉が印象的でした。
     維新の会の議員の方は今の教育の状況を憂い、「スピ−ドを持って改革を」と言っていましたが、そうであれば(中学校給食の実現については大阪府は助成をおこなっているが)30人学級の実現などの教育環境の整備を早急にやるべきではないのかと思いました。

     
     座談会の後の交流会は、所要があり出席できなかったのは、残念でしたが、このような議論ができる企画は素晴らしく、関係者の企画には関心しました。

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