2019.06.11 Tuesday

高野和明「13階段」

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     2019年6月11日、高野和明「13階段」を読み終えました。ネットで5月の10連休のお薦め本として紹介されていたので読んでみましたが、確かに面白い。376ページに及ぶ長編ミステリーですが、一週間ぐらいで一気に読んでしまいました。
     真犯人かなと思わせる人が立ち代わり次々と現れ、最後に想像もしない真犯人には驚かされます。
     死刑判決の言い渡しから執行まで、偶然にも13の手続きが必要であったとのこと。「13階段」は絞首台を昇る階段が13あったことから絞首刑の代名詞と言われます。
     実際の絞首刑がリアルに描かれていて、死刑についても考えさせられます。

     「13階段」は、2001年に発行された高野和明のデビュー作。仮釈放中の青年と定年間近の刑務官が、冤罪の可能性がある死刑囚を救うため、10年前に起こった殺人事件の謎を追う。第47回江戸川乱歩賞受賞作品。

     高野和明さんの作品は初めて読んだと思っていましたが、後で調べてみると、2013年に「ジュノサイド」を読んでいました。
    2019.05.18 Saturday

    堤 未果「日本が売られる」

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       2019年5月18日、堤 未果「日本が売られる」を読み終えました。
       政府が自国民の命や安全、暮しに関わる水道・農地・種子・警察・消防・物流・教育・福祉・医療・土地などのモノやサービスを安定供給する責任を放棄して、市場を外国人にビジネスとして差し出す売国の実態と構図が明らかにされています。
       民営化と規制緩和による日本売りです。
        
       アメリカと財界によって戦略的に動き、国家戦略諮問会議のメンバーである人材派遣最大手パソナグループ取締役会長の竹中平蔵氏の動きが露骨です。 

       法律が次々と変えられ、米国や中国、EUなどのハゲタカが、日本の資産を買いあさっています。水やコメ、海や森や農地、国民皆保険、公教育、食の安全、個人情報など、 日本が誇る貴重な資産に値札がつけられ、叩き売りされています。
       以下、目次と読了メモ。
      続きを読む >>
      2019.03.30 Saturday

      前川 喜平「面従腹背」

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         2019年3月30日、前川 喜平さんの「面従腹背(めんじゅうふくはい」を読み終えました。同じ公務員として(文部科学省事務次官という官僚トップの方をを「同じ公務員」というのは、おこがましいと思いますが)考えさせられました。  
         安倍晋三首相と親密な関係といわれる学校法人加計学園が、 国家戦略特区に獣医学部を新設した問題で、「公正・公平であるべき行政が歪められた」として、「総理の意向があった」と記された文書の存在を認めたことをはじめ、38年間の国家公務員として働いた半生が書かれています。「道徳の教科化」や「教育勅語」の復活などの政治の動きのもとでの体験も。
         前川さんは、組織の一員としての「面従」と、自分の良心として個人の尊厳、国民主権(立憲主義)を大事にした「腹背」とを合わせた「面従腹背」を座右の銘にしたといいます。

        【目次】
        はじめに~個人の尊厳、国民主権

        第1章 文部官僚としての葛藤

        第2章 面従腹背の教育行政

        第3章 教育は誰のものか

        第4章 特別座談会 加計学園問題の全貌を激白
        前川喜平×寺脇研(京都造形大学教授)×倉重篤郎(毎日新聞専門編集委員)

        おわりに~面従腹背から眼横鼻直へ
        ※眼横鼻直(がんのうびちょく)
         眼は二つ横に並び、鼻は縦についている。ありのままでいいということ

        巻末 面従は一切なし Twitterなら何でも言える ほぼ独り言の「腹背発言集」

        2019.03.14 Thursday

        稲田和浩「ゼロから分かる!図解落語入門」

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           2019年3月14日、稲田和浩「ゼロから分かる!図解落語入門」を読み終えました。
           落語は、一年に一度、桂小春団治師匠の独演会な行く程度だったので読んでみました。
           落語そのものや、寄席、噺、落語の噺にでてくるその当時の生活や風俗、落語のあらゆるイロをイラストで分かりやすく解説してくれました。


          2019.03.10 Sunday

          「自然エネルギー100%のおおさかへの提言」

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             2019年3月10日、エルおおさかの大ホール(エルシアター)で開催された「なくせ!原発再稼働はんたい! おおさか大集会」で資料として配布された提言リーフレットを読み終えました。以下読書メモ。
            第1章 私たちの目標と考え方
            1.目標は自然エネルギー100%のおおさか
             自然エネルギーの割合を2030年度までに30%、21世紀後半の早い時期に100%とすることを目標

            2.実現するための3つの柱と4つの原則
            3つの柱
            ・府内の消費電力を自然エネルギーで
            ・省エネ・エコな生活
            ・脱炭素社会
            4つの原則
            ・地産地消型
            ・小規模分散型
            ・地域経済の活性化につながるもの
            ・市民・住民参加型

            3.自然エネルギー基本条例の制定を

            第2章 個人や家庭、事業所、地域での自然エネルギーの取り組み
             建物の新築や増改築時に太陽光発電の導入を推進。ビルの屋上だけでなく、集合住宅のベランダや壁面の活用も提案している。他にも風力発電や水力発電、食品の食べ残しを活用したバイオ発電などを組み合わせて自然エネルギーの割合を高めることを提言
             コンビニエンスストアの24時間営業の見直しなど、市民の省エネ意識を高めることも重要と提言

            第3章 行政・自治体の果たすべき役割
             自治体の役割も重要と位置付け、自然エネルギー基本条例の制定や、自然エネルギー推進の課題をトータルに推進する部署の設置、自然エネルギー比率の高い電力会社へと契約を切り替える、(2016年度に廃止された)推進するための初期費用の軽減制度の復活などを提言

            2019.02.12 Tuesday

            藤井 誠一郎「ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治」

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               2019年2月12日、藤井 誠一郎「ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治」を読み終えました。
               著者の藤井 誠一郎氏自身が東京都新宿区内で9カ月(平均すると、月に2〜3回)にわたってごみ収集を体験して書かれた力作です。
               私は入職時に研修として3日間、清掃体験をしたことはあるぐらいで、清掃の現場の仕事は知りませんでした。
               現場でないとわからない清掃の仕事の奥深さ、歌舞伎町や新宿二丁目という特別な地域社会でのごみ事情やそこで働く正規職員ならではの仕事ぶりが書かれてありました。
               民間委託の問題点、そして住民に接している正規職員の力をどのように引き出すのか、未来の地方自治のあり方について論じています。

               地方分権改革に関わった西尾勝氏の言葉「事務権限の移譲を受けた市町村が従前の都道府県のやり方と同じやり方で事務を処理するのであれば、住民からみれば何の変化も生じない。これまで都道府県に担わせていた事務権限を敢えて市町村に移譲させた改革の趣旨は、この種の事務権限は市町村に担わせた方が、地域総合行政の主体として、関連業務との調整に工夫を凝らし、より賢明な事務処理を行うことができるはずだという確信に基づいている。」を引用し、現場で住民と接している現業職員を現場の情報を収集する機能を備えた行政資産を捉え、基礎自治体が総合行政を展開するにあたって有用な役割を担うとしています。

              目次
              プロローグ 現場主義を貫く
              第1章 初めてのごみ収集
              第2章 研究者が体験した収集現場第3章 多様な仕事
              第4章 委託の現場
              第5章 清掃行政の展望
              2019.01.31 Thursday

              阿刀田 高「 怪しくて妖しくて」

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                 2019年1月31日、阿刀田 高「怪しくて妖しくて」を読みました。阿刀田 高(アトウダタカシ)は初めて読む作家。夢や幻想と現実とが行き交う日常の恐怖を描いた珠玉の「怪しくて妖しく」なる12編の短編集。
                 黒髪奇談/向日葵の夢/鏡の中/夜の忘れな橋/洲崎まで/青へ/愛の分かれ道/いろいろな幽霊たち/白い部屋/くちなしの便り/だれかを探して/花の命
                2019.01.25 Friday

                山田 洋次「 悪童 小説 寅次郎の告白」

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                   2019年1月24日、山田 洋次「
                  悪童 小説 寅次郎の告白」を読みました。映画「男はつらいよ」の寅次郎の少年期の生い立ちを寅次郎が語り、吹き出しそうになるほど面白い。映画の場面が目に浮かびます。
                   映画でふられていたのか知りませんが、寅次郎は父親の妾、芸者の菊の子で、菊が京都が身請けされるときに夜中に父の家に捨てられていたことや、妹のさくらと異母兄弟だったこと、寅次郎には若くして亡くなった秀才の「昭一郎」という名の兄がいたことなど私が知らなかったことも語られていました。
                   寅さんの口調も歯切れよく、寅さんの幼少期の話でしたが、恋あり、人とのふれあいなど笑い、泣かせ、読ませます。
                   今年、22年ぶりに50作目となる映画「男はつらいよ」が公開されますが、待ち遠しい。
                  2019.01.19 Saturday

                  楠木 新「定年後 - 50歳からの生き方、終わり方 」

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                     2019年1月19日、楠木 新「定年後 - 50歳からの生き方、終わり方 」を読みました。私も定年退職まで後3年。この本によると人生の本当の「黄金の15年」は、60歳から74歳までの15年であるという。「黄金の15年」を考えさせます。
                     以下、読書メモ。

                    プロローグ 人生は後半戦が勝負

                    1.受け取る年金額を計算して、老後の資産を管理すること
                    2.今後長く暮らすことになる配偶者と良好な関係を築くこと
                    3.自分の健康にも十分留意すること
                    4.退職後は自由な時間が生まれるので趣味を持たないといけない。

                    第1章 全員が合格点
                    ・自分の家計の資産表を作る
                    生命保険文化センター「生活保障に関する調査」(平成28年度)によると、夫婦二人の老後の最低日常生活費は月額平均22万円、ゆとりある老後生活費は月額平均34.9万円
                    月額平均22万円を25年間であれば6600万円、
                    月額平均34.9万円を25年間であれば
                    ほぼ1億円。
                    (でも年金や退職金の支給がある場合、以前別の本で調べてみると、通常(再任用無し)定年退職まで4500万の蓄え、再任用終了まで2800万円の蓄えが必要であることがわかっています)

                    ・「定年女子」は大丈夫

                    第2章 イキイキした人は2割未満?
                    ・「半年経つと(テレビの前から)立ち上がれない」

                    ・曜日の感覚がなくなる

                    ・生活のリズムが乱れ始める

                    ・名前を呼ばれるのは病院だけ

                    ・図書館で小競り合い

                    ・スポーツクラブは大盛況

                    ・クレーマーは元管理職が多い?

                    ・「元気な人は同期で1割5分」
                     元気な人の共通項
                     教育関係に取り組む、若い人に何か役立つことを持っている、若い頃の自分をもう一度呼び戻している、会社の仕事だけではなく、会社以外の何かに取り組んでいる

                    第3章 亭主元気で留守がいい

                    ・日本人男性は世界一孤独?
                     日本人男性は、会社を中心とする組織内での濃密な人間関係を築いている
                     定年退職で仕事も今までの人間関係も同時に消失する可能性が高い 

                    ・定年前後のギャップが課題
                     ギャップを埋めるには、定年前の会社中心の働き方を修正するか、定年後の生活を変えていくかのどちらかの対応

                    ・名刺の重み
                     定年によって肩書(自分自身)を示す名刺を持たなくなる喪失感

                    ・主人在宅ストレス症候群
                     渡辺淳一「孤舟」

                    ・経済優先から人生優先へ
                    吉武輝子「夫と妻の定年人生学」
                     会社の重役をしていた自分自身の父が定年退職後、うつ病を患い、自殺した体験から

                    第4章 「黄金の15年」を輝かせるために
                    ・ライフサイクルで考える
                    孔子『論語』
                    「小曰く、吾れ十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順(したが)う。七十にして心の欲する所に従って、矩(のり)を踰(こ)えず」
                    (15歳で学問を志し、30歳で独り立ち、40歳で迷うことがなくなり、50歳で天命を理解し、60歳で人の意見を素直に聞けるようになり、70歳で思いのままに行動をしても人の道を踏み外すことがなくなる。) 

                    ・会社員人生の2つの通過儀礼
                    1.入社してから組織での仕事を通じて成長・自立していく段階
                    2.組織での仕事に一定の目処がついてから自分の今後のあり方を考える段階

                    ・定年後は3段階
                    1.定年退職から75歳まで(前期高齢者)
                    2.75歳以降(後期高齢者)
                    3.最後を迎える準備期間

                    ・2010年厚生労働省のホームページ資料
                    男性 79.55歳の平均寿命に対して健康寿命は70.42歳
                    女性 86.30歳の平均寿命に対して健康寿命は73.62歳

                    ・「誉生」と「余生」
                    作家の森村誠一
                    何をしてもいい自由を選ぶのが「誉生(よせい)」
                    何もしなくてもいい自由を選ぶのが「余生」
                    森村誠一は「誉生」を勧める。今までしたかったけれど、できなかった自分のしたいことをやる、それが挑戦的であり、誉れある生ではないか。

                    ・本当の黄金の期間は60歳から74歳までの15年

                    ・8万時間の自由、不自由  
                    定年退職から黄金の期間の自由時間 8万時間
                    定年退職まての労働時間 8万時間に満たない
                    定年後の特権は何と言っても時間を豊富に使えること。持て余すか、有効に使うかの差はとても大きい。

                    ・一区切りつくまで3年?
                     定年後に向けて準備を早く

                    ・雇用延長の選択は分岐点

                    第5章 社会とどうつながるか
                    ・100歳を越えても現役
                    2016年のテレビで医師・日野原重明(当時104歳)と美術家・篠田桃紅(当時103歳)との対談番組
                     最後まで命を燃やして生きなければ二人に叱られそうな勢いを感じた。

                    第6章 居場所を探す
                    ・住宅地にある農園
                     豊中市の社会福祉協議会が都市型の農園を開設 男性の社会参加の場にする取り組み 農業=アグリカルチャーから「豊中あぐり宿」
                     広さは約370平方メートル 参加する男性会員は約50人

                    ・自ら会合を起ち上げる

                    ・同窓会の効用

                    ・家族はつらいよ?

                    第7章 「死」から逆算してみる

                    ・お金だけでは解決できない

                    ・映画「生きる」

                    ・「良い顔」で死ぬために生きている
                    2019.01.10 Thursday

                    たかのてるこ「ど・スピリチュアル日本旅」

                    0


                       2019年1月10日、たかのてるこ「ど・スピリチュアル日本旅」を読みました。世界中を旅するエッセイストがスピリチュアル=「目には見えない精神的な世界」を求めて日本の各地を旅するエッセイ。その地域の文化や出会った人々とのふれあいを面白く書かれています。
                       読んだ後、元気になれる本です。沖縄編は爆笑もの、行きたくなります。以下、目次と読書メモ。 

                      1st TRAVEL 和歌山・高野山
                      高野山の宿坊で、プチ修行旅 〜憧れの空海&美坊主たちとの夜


                      2nd TRAVEL 三重・伊勢神宮
                      おかんと、人生最初で最後の“お伊勢参り"


                      3rd TRAVEL 北海道・二風谷
                      アイヌのシャーマンの家でホームステイ


                      4th TRAVEL 佐賀・三瀬村
                      癒やし系「農家民宿」で収穫ヒーリング!

                       農家民宿「具座」

                      5th TRAVEL 沖縄
                      <本島&久高島>沖縄最強の“ユタ”のお告げ&“神の島”で開運デトックス


                      沖縄・本島
                      沖縄そば「玉屋」
                      山羊料理さかえ
                      ライブハウス「島唄」

                      沖縄・久高島(くだかじま)
                       島には私有地がなく、島民で管理。先祖代々の土地をみんなで守る。
                       「小やどSAWA」
                       食堂「とくじん」

                      <石垣島&竹富島> ハイテンションお父さんの「海人の宿」で魚突き!
                      沖縄・石垣島
                      民宿「たいらファミリー」

                      <黒島&波照間島> 呑んだくれ民宿&体験型の宿★離島ホッピング

                      沖縄・黒島
                      民宿「南来(なんくる)」 宿主の三味線ライブ

                      沖縄・波照間島(日本の最南端の島)
                       「あがた村」

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