2017.07.12 Wednesday

黒田充 「マイナンバーはこんなに恐い! 国民総背番号制が招く“超"監視社会」

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     2017年7月12日読了。仕事でもマイナンバーに関わった業務をおこなっているので、その問題点が改めて参考になりました。以下、読書メモ。

    【番号制度には2つの種類】
    ・共通番号制度 同じ番号を様々な分野に使う
    ・限定番号制度 用途を限定

     日本は住民票コードや基礎年金番号、健康保険の記号番号、所得税の管理番号など用途を限定した番号だけの国だった。マイナンバー制度の登場によって、共通番号を使う国に。
     G7の中で共通番号制度を採用しているのは、アメリカ、カナダ、イタリア(利用は限定されており、共通番号ではないとする見解も)に、日本の4ヶ国。日本のような全国民に強制される生涯不変の番号を他分野で活用するような番号制度を採用しているG7では日本だけ。
     共通番号制度、イギリスは廃止、ドイツでは憲法違反。

    【マイナンバーの目的と問題点】
     「行政の効率化に役立つ」というがむしろ逆。
     国民が役所等に申請書等を提出する際には、これまで必要のなかった個人番号の記入と、通知カードや個人番号カードによる本人確認を一々求められる。国民も職員も、職員も、手間が余計にかかるようになります。(そのとおり!)

    【真の目的は社会保障費の削減と徴税強化】
    ・負担と給付を天秤にかける「社会保障個人会計」
    ・特的検診とマイナンバー
    ・病気になるのも自己責任
    ・ナチス・ドイツ 「生きるに値しない生」の廃除(数十万人)
    ・医療等情報とマイナンバー
    ・戦争のできる国とマイナンバー
    「経済的徴兵制」に活用されるマイナンバー
     今でも住民基本台帳から該当年齢の住民を抽出した名簿手に入れる隊員募集のダイレクトメール

    【際限なき利用拡大】
    マイナンバー制度利活用推進ロードマップ(案)
     個人番号カードを国家公務員の身分証明証(2016年1月〜)や民間企業の社員証に使う (2016年1月〜)、クレジットカードやキャッシュカード、診察券として利用できるようにする (2017年〜2019年)、運転免許証や医師免許、教員免許とも一体化 (2018年)、健康保険証として利用 (2019年4月〜)、カジノ入館規制、オリンピック会場入場規制にも使う(2020年)
    ・暴走する個人番号カード普及策
     個人番号カードの一括作成
    ・個人番号カードを取りに行くとか顔認証システムにかけられる。
     15年間保存される個人番号カードの顔写真。防犯カメラの顔写真との連動。超監視社会。
    ・「NHK受信料徴収にマイナンバーの活用」が検討
    ・「個人番号カードに健康保険証の機能を持たせること」ーオンライン資格確認が目的
    2017.06.05 Monday

    国谷裕子「キャスターという仕事」

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       2017年6月5日読了。今という時代を映す鏡でありたいと放送されている「クローズアップ現代」。真摯に、そして果敢に、自分の言葉で世に問いかけ続けてきた国谷裕子キャスターが、23年にわたる挑戦の日々を語っています。以下、読書メモ

      ・「広がる労働崩壊〜公共サービスの担い手に何が」
       公共サービスや公共工事を担う現場で、受注競争による価格の低下によって担い手の労働者の賃金低下が進み、経済的に追い詰められている状況とその打開策を描く。
       自治体業務の「非効率、税金の無駄遣い」という批判が、結果としてコスト削減が重視され、労働者の賃金や雇用環境の悪化、安全性やサービスの質の悪化、地域経済の活力の低下に。

      ・菅官房長官への安全保障関連法案についてのインタビュー
       視聴者が聞きたいことにこだわって、聞くべきことは聞く。とりわけ批判的な傾向からインタビューをし、そのことによって事実を浮かび上がらせる、それがフェアなインタビューではないだろうか。

      ・沖縄の基地問題
       「クローズアップ現代」で基地負担を過重に背負っている沖縄の人々の目線で取り上げても、定時のニュースなどで政府の方針をたびたび伝えていれば、 「クローズアップ現代」が公平公正を逸脱しているという指摘はNHK内からは聞こえてこなかった。
       ここ二、三年、ニュースや報道番組での公平公正のあり方に対して今までとは異なる風が吹いてきていると感じた。
      2017.05.21 Sunday

      たかぎなおこ「愛しのローカルごはん旅」

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         2017年5月21日読了。イラストレーターのたかぎなおこが、9都府県の41グルメを紹介します。
         静岡では「富士宮やきそば」、名古屋では「喫茶店のモーニング」「あんかけスパゲッティ」、和歌山では「和歌山ラーメン」「なれずし」「めはりずし」、山形では「板そば」「いも煮」「どんどん焼き」、埼玉では「ゼリーフライ」「豚肉のやきとり」「芋うどん」、長崎では「トルコライス」「ちゃんぽん」「皿うどん」「寒ざらし」、熊本では「太平燕(タイピーエン)」「馬刺し」、大阪では「串かつ」「たこせん」「ミックスジュース」、そして東京下町では、浅草した「どぜう料理」、月島の「もんじゃ焼き」、両国の「ちゃんこ鍋」。読むだけでごちそうさまになります。
        2017.05.11 Thursday

        「強制収容所のバイオリニスト」

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           2017年5月11日読了。ビルケナウ強制収容所の女性音楽隊員だったヘレナ・ドゥニチ―ニヴィンスカが回想したリアルな記録です。昨年10月に行ったポーランドのビルケナウ強制収容所跡が思い出されます。
            ヘレナは 1915 年ウィーン生まれ、ポーランドのルヴフ(現
          ウクライナのリヴィウ)で育ち、1943年10月〜1945
          年 1 月ビルケナウ強制収容所で、番号 64118、女
          性音楽隊第一バイオリンとして過ごした非人道的な行為を記録しています。戦後はクラクフ在住し、現在は100歳を越していると言います。
           ポーランドのルヴフ(現在のウクライナのリヴィウ)はドイツ・ヒトラーとソ連・スター リンの密約により、 一旦はソ連に占領され、その後ドイツに占領され、戦後はソ連に併合され、現在はウクライナ国となりましたが、ソ連が様々な干渉を受けるなど複雑な歴史があったことがわかります。
           ビルケナウ強制収容所に3日3晩貨物列車に押し込められて連れていかれ、人間としての尊厳をワザと傷つけ虐げてきた収容所での実態が強烈です。二度とこのようなことをしてはならないことを実感させる回想記です。
           
          2017.04.19 Wednesday

          たかぎ なおこ 「おまつり万歳!」

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             2017年4月19日読了。 日本各地のお祭りとその街で楽しめる屋台やご当地のグルメについて、コミックで伝え、楽しく読めました。
             桜と紅葉が同時に楽しめる小原四季桜まつり(愛知県豊田市小原町)や弘前さくらまつり(青森県弘前市)、 大入道が活躍する大四日市まつり(三重県四日市市)、 かまくら体験ができる横手の雪まつり(秋田県横手市)など興味深い祭りが紹介され、旅行に行きたくなりました。

            ●紹介されていたお祭り
            ・小原四季桜まつり(愛知県豊田市小原町)
            ・ふるさと祭り東京(東京都文京区)
            ・弘前さくらまつり(青森県弘前市)
            ・初午まつり火伏せの虎舞(宮城県加美郡加美町)
            ・大四日市まつり(三重県四日市市)
            ・柳井金魚ちょうちん祭り(山口県柳井市)
            ・盆踊り大会(全国)
            ・龍勢まつり(埼玉県秩父市)
            ・鬼鎮神社の節分祭(埼玉県比企郡嵐山町)
            ・犬っこまつり(秋田県湯沢市)
            ・横手の雪まつり(秋田県横手市)
            2017.03.23 Thursday

            青木理「日本会議の正体」

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               2017年3月23日読了。森友学園の問題が話題となっています。学園の理事長や安倍首相、稲田防衛相など日本会議に深く関係している人物がクローズアップされています。
               この本では日本会議の関係者の証言を軸に、その成り立ちと足跡、活動の現状、今後の行方を描き、日本会議の正体に迫ります。
               
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              2017.03.09 Thursday

              わたなべ ぽん 「やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方」

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                 2017年3月9日、読了。これまで当たり前のように使ってきた道具や考え方を「やめて」みて、自分にとって本当に必要なものは何だろうと見直ししていく作者自身の奮闘を漫画で描いています。楽しく読めました。
                 ながらスマホやテレビ、「充実させなきゃ」の生活スタイルを「やめてみる」ことはなるほどと思いました。

                ●第一章 家の中から、やめてみた
                第一話 炊飯器の巻
                第二話 テレビの巻
                第三話 そうじ機の巻
                第四話 ゴミ箱の巻

                ●第二章 身の回りのもので、やめてみた
                第五話 メイクの巻
                第六話 服の巻 その1
                第七話 服の巻 その2
                第八話 コンビニの巻
                第九話 スマートフォンの巻

                ●第三章 心の中も、やめてみた
                第十話 もやもや人間関係の巻
                第十一話 お詫びの巻
                第十二話 「充実させなきゃ」の巻


                2017.02.21 Tuesday

                堤 未果「政府はもう嘘をつけない 」

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                   2017年2月21日読了。堤未果さんの著書を読めば世界の動きの真相が見えてきて驚きです。
                   世界を揺るがした「パナマ文書」の知られざる真相ーアメリカの都合のよい情報だけを選択して公開していること、カネの流れを辿れば見えてくるアメリカ大統領選の本質、オバマ大統領が「チェンジ!」と言いながら、1%に満たない大富裕から多額の献金をされて 大富裕の政治をしてしまったこと、それがトランプ大統領の誕生に繋がったこと、 憲法改正の入り口としての緊急事態条項をはじめ日本に忍びよる強権的「ファシズム」の怖さ、ISDS条項をはじめTPPに埋め込まれたた罠。
                   経済破綻したギリシャだが軍事費が突出しており、その背景にギリシャに兵器を売って儲けるドイツとフランスの利権があるという事実には驚きました。
                   脳内世界地図を更新し、時作りと世界の動きを見なければならないと思います。
                   フェイスブックも本人の考え方や嗜好に近い情報に偏ってしまうことやSNSを巧妙に使い世論誘導して利権をえる多国籍企業や国の動きかあることの危険性も指摘しています。
                  2017.01.13 Friday

                  田中紀子「ギャンブル依存症」

                  0

                     2017年1月12日、読了。
                     カジノ法が強行可決されたことから、ギャンブル依存症について詳しくは知らないので読んでみました。
                     ギャンブル依存症は意志や根性ではどうにもならない、「治療すべき病気」であることがわかりました。
                     日本では、2014年の厚生労働省の調査で、ギャンブル依存症の人が、成人全体の4.8%、約20人に1人いることがわかっています。諸外国では1%前後であり、日本は世界一のギャンブル依存症国と言えます。
                     「20人に1人 」という数字には驚きましたが、自分の身のまわりの人を見れは確かにそのような人がいるように思います。 私は、ギャンブル依存症になる人は、意志の弱い人、ギャンブル好きな人と思っていました。
                     しかし、この本を読めば、本人や家族、会社や社会に大きな影響を与える「治癒すべき病気」であることがわかります。
                     確かにどんな街でもパチンコ屋があり、日常的にギャンブルに触れ合う環境にあります。
                     この病気が引き金となった事件も紹介されています。大王製紙元会長が総額106億円超にのぼる資金を引き出し、ほぼ全額カジノで使った事件です。
                     お金持ちのぼんぼんが甘やかされて引き起こした事件かなと思いましたが、そうではなくスパルタ教育で褒められることなく厳しく育てられ、そのストレスがギャンブルに熱中したこと、また小さい頃から家庭マージャンをしてギャンブルに違和感のない家庭環境て育ったことなどが原因としています。
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                    2017.01.08 Sunday

                    天笠 崇「ストレスチェック時代のメンタルヘルス」

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                       2017年1月8日、読了。
                       労働安全衛生法が改正され、ストレスチェックの実施が義務付けられました。門真市も昨年10月に実施され、各個人に結果が通知されています。この結果をどう活かすのかが今後の課題となります。
                       本書は大変参考になりました。以下、読書メモ。

                      ・誰でも精神障害に発症する可能性
                       一生の間に何らかの精神障害にかかる危険は、24%。4人に1人。 
                       男性ががんで亡くなる確率が26%、それと同じくらい。
                       過去12か月間に、約50人に1人がうつ病にかかり、16人に1人は一生のうちに一度はうつ病にかかる。

                      ・自殺未遂未遂者のフォロー
                      2つの質問
                      「いかがですか?」
                      「何か必要なものはありますか?」

                      ・復興支援プログラムの整備
                       厚生労働省の「復興支援の手引」や「パワハラの予防提言」を活用して



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