2020.06.04 Thursday

古川真人「背高泡立草」

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     2020年度6月3日、古川真人「背高泡立草(せいたかあわだちそう)」を読み終えました。
     長崎の島(長崎県平戸市の的山(あづち)大島、作者の母の実家がある島らしい)を舞台に現在と過去が交錯します。芥川賞受賞作。

     大村奈美は、母の実家・吉川家の納屋の草刈りをするために、母、伯母、従姉妹とともに福岡から長崎の島に向かいます。吉川家には<古か家>と<新しい方の家>とがあり、祖母が亡くなり、いずれも空き家になっていました。奈美は二つの家に関して、伯父や祖母の姉に話を聞きます。

     戦前に島から満州へ渡ろうという男の話(「遊飛熱」)、戦後、故郷の朝鮮に帰ろうとして難破し、島の漁師に救助された人々の話、(「芋粥」)江戸時代には蝦夷まで行き、捕鯨をした男の話(「無口な帰郷者」)、さらにカヌーに乗って鹿児島から来たという少年の話(「カゴシマヘノコ」)と草刈り作業との話が島の二つの家を巡って交錯します。
    2020.05.25 Monday

    吉村 和敏「『ベルギーの最も美しい村』全踏破の旅」

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       2020年5月26日、吉村 和敏「『ベルギーの最も美しい村』全踏破の旅」を読み終えました。
       村には城や教会、花で飾った石灰岩造りの民家があり、牛や馬のいる牧場が広がります。美食の国、ベルギーならではの郷土料理、地ビール、ワインを出すレストランもあります。ベルギーの美しい村を豊富な写真で紹介してくれます。ゆっくりとした時間の中で引き込まれる魅力的な村々です。
       
       ベルギーといえばブリュッセル、ブリュージュ、アントワープなど北部が有名ですが、この本で紹介されているのはベルギーの南部、ワロン地方の美しい村々です。

       「日本で最も美しい村連合」、「フランスの最も美しい村」、ベルギー(ワロン地方)の最も美しい村」や「イタリアの最も美しい村」、「カナダ(ケベック州)の「ケベックの最も美しい村」による「世界で最も美しい村連合」が設立されています。

       「日本で最も美しい村連合」は、「2005年(平成17年)10月4日 - 北海道美瑛町での総会にて発足。当初の加盟町村は北海道美瑛町・北海道赤井川村・山形県大蔵村・岐阜県白川村・長野県大鹿村・徳島県上勝町・熊本県南小国町の7つということです。
      2020.05.24 Sunday

      宮部みゆき「さよならの儀式」

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         2020年5月24日、宮部みゆき「さよならの儀式」を読み終えました。SF短編集で宮部ワールドが繰り広げられますが、あまり好きになれません。「海神の裔」は良かったかな。

        以下、河出書房新社HPからの収録作品(全8編)の紹介

        「母の法律」
        虐待を受ける子供とその親を救済する奇蹟の法律「マザー法」。でも、救いきれないものはある。
        「戦闘員」
        孤独な老人の日常に迫る侵略者の影。覚醒の時が来た。
        「わたしとワタシ」
        45歳のわたしの前に、中学生のワタシが現れた。「やっぱり、タイムスリップしちゃってる!」
        「さよならの儀式」
        長年一緒に暮らしてきたロボットと若い娘の、最後の挨拶。
        「星に願いを」
        妹が体調を崩したのも、駅の無差別殺傷事件も、みんな「おともだち」のせい?
        「聖痕」
        調査事務所を訪れた依頼人の話によれば----ネット上で元〈少年A〉は、人間を超えた存在になっていた。
        「海神の裔」
        明治日本の小さな漁村に、海の向こうから「屍者」のトムさんがやってきた。
        「保安官の明日」
        パトロール中、保安官の無線が鳴った。「誘拐事件発生です」なぜいつも道を間違ってしまうのか……
        2020.05.17 Sunday

        三森みさ「だらしない夫じゃなくて依存症でした」

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           2020年5月17日、三森みさ「だらしない夫じゃなくて依存症でした」を読み終えました。
           厚生労働省が作成したアルコール依存についての啓発漫画が職場で回覧されてきたので読んでみました。
           アルコール依存症の夫と、その妻。病気をめぐる苦悩と葛藤、回復への道のりをわかりやすく漫画で描いています。
          2020.05.06 Wednesday

          桐野 夏生「とめどなく囁く」

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             2020年5月6日、桐野 夏生「とめどなく囁(ささや)く」を読み終えました。
             桐野夏生さんの小説は久しぶり。444ページにもなる長編サスペンスでしたが一気に読みました。死んだ夫は生きているのか、最後の最後、主人公の早樹に届いた手紙で明らかになります。桐野さんの小説はグロテスクな面が強いのですが、この小説はそんな場面がなく、すっきりと面白く読めました。

            内容(「BOOK」データベースより)
            塩崎早樹は、相模湾を望む超高級分譲地「母衣山庭園住宅」の瀟洒な邸宅で、歳の離れた資産家の夫と暮らす。前妻を突然の病気で、前夫を海難事故で、互いに配偶者を亡くした者同士の再婚生活には、悔恨と愛情が入り混じる。そんなある日、早樹の携帯が鳴った。もう縁遠くなったはずの、前夫の母親からだった。

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